東京都大田区のプラスチック射出成形 睦化工株式会社プラスチック射出成形・3Dモデリング解決事例 石鹸ケース

石鹸ケース(ハネダクオリオ石鹸)

背景

歩いて1分以内のところに三信精機さんという自動機の製造メーカーさんがあります。製造業では、沢山の腕の良い職人さんがいて、手を真っ黒にして毎日働いています。
三信精機さんでも部品の加工、機械の組み立てで、毎日手を真っ黒にして職人さん達が働いていました。
手をきれいに洗える石鹸はないかと色々試しているうちに、真珠の粒子(パール)に出会いました。

手がきれいになる！

ところが、ある日手を見て気づきました。汚れが落ちると、毎日手を洗っていただけなのに、手がつるつるのすべすべになっていたのです。
パールは手をきれいにするだけではなく、美肌にも効果があったのです！
ハネダクオリオ石鹸の登場です。
ハネダクオリオ石鹸は、大田区町工場初の化粧品(石鹸)として生まれました。
デザイナーさんも世界に初めての五角形の石鹸をデザインしてくれました。
世界に初めての五角形の石鹸に合う石鹸ケースが無い、作って欲しいとのお客様の声に応えて、石鹸ケースの開発が始まりました。
金型を作り試作成形をされて、石鹸ケースは形にはなるのですが、蓋とトレイの嵌合(はめ合わせ)が中々しっくり行かず、満足のできるものではありませんでした。

その時、年間に2億個もキャップを作っている睦化工に白羽の矢が立ちました。
キャップは、単純な形状ですが、内容の品質を保つ為に気密性が高くなければなりません。しかし、使う時にはすぐに外せるように外し易くなければいけない。
この矛盾を両立するノウハウが石鹸ケースの嵌合にも良いのではないかと、先代の渡辺会長が目を付けたのです。

解決

アンダーカット(という金型の陰になる部分)を追加、更に蓋とトレイの摩擦が強くなるようにリブを追加しました。その結果、蓋のガタツキが無くなりお風呂の中でも石鹸を使いたい時に蓋を持つと石鹸の重みでスッと蓋が外せるようになりました。渡辺会長からは、「これが大田区の町工場の技術だ！」と大変喜んで頂きました。

サービス内容

当社が行ったサービス内容は以下です。

3Dデータ化

試作品作成

量産

成形コンサルテイング